リパワリングとは？

既存の太陽光発電設備の性能向上や寿命延長を目的に、古くなったパネルや設備を最新のものに更新・改修することです。
2012年の再生可能エネルギー固定価格買取制度開始から10年以上が経過し、導入初期の発電設備は
経年劣化による発電効率の低下が進んでおり、更新・交換の検討時期に差し掛かっています。

リパワリングの効果

これにより同じ敷地・容量でも発電量を増やし、経済性を高めることができます。

以前はパネル増設などでリパワリングすると設備全体の売電単価が引き下げられる可能性がありましたが、
改正再エネ特措法（2024年4月施行）により、太陽光パネルの増設・リパワリングにおける規制が緩和されました。

太陽光発電設備のリパワリングで重要な点

増設を行うと、その部分は現在の買取価格が適用されますが、現在の単価は当初より下がっているため、
必ずしもメリットが大きいとはいえません。
一方で、既存の設備容量は、これまでどおり導入当初の高い調達価格となります。

パネル自体が破損していない場合、リパワリングの中心となるのは以下の2点です。

• パワーコンディショナーの交換
• パネル交換時には「使用前自己確認」の実施が必要

これらを適切に行うことで、発電効率の改善や設備寿命の延長につながります。